IZ-250Y

ディップソールのハイニックプロセスIZ-250Yは、アルカリ型ノーシアン浴の亜鉛-ニッケル合金めっき法です。均一電着性、被覆力に優れ、ニッケル共析率12~18%(標準15%)の均一な合金組成の皮膜が得られます。めっきは金属光沢で、高温環境下における耐食性は、亜鉛系合金めっきの中で最も優れています。

用途ハイニックプロセス静止浴
特徴● アルカリ型ノーシアン浴で均一電着性に優れています。
● 亜鉛-ニッケル合金めっきの中で最も優れた耐食性があります(亜鉛めっきの4~5倍の耐食性)
● 浴管理が容易です。
● 高温環境での耐食性と密着性に優れています。
● ELV、RoHS規制対応の3価クロム化成処理(有色/黒色)ができます

めっき外観:金属光沢皮膜です

合金比率と耐食性:合金比率の電流密度依存性が小さく、ニッケル共析率12~18%(標準15%)の均一な合金組成が得られ、3価クロム化成処理により、塩水噴霧試験で亜鉛めっきの4倍以上の優れた耐食性が得られます。

めっき皮膜の耐熱・耐食性:加熱処理された後でも耐食性は優れています。高温環境下での耐食性は、亜鉛および亜鉛系合金めっきの中で最も優れています。

めっき速度:浴中の金属濃度や稼動条件で異なりますが、標準浴組成の場合、陰極電流密度1A/dm2でおおよそ0.18~0.24μm/分です。

皮膜硬度:ビッカース硬度Hv350~450で、亜鉛および亜鉛系合金めっきの中で最も硬く、キズがつきにくい皮膜です。
めっきの被覆力:アルカリ型ノーシアン浴のため、均一電着性、被覆力に優れ、複雑な形状の部品
でも高耐食性が得られます。

二次加工性:皮膜自体の耐食性が優れているため、3価クロム化成処理が施されていれば、折り曲げ部でも高耐食性を保持します。
使い方IZ-250YMS 300g/L
苛性ソーダ 100g/L
IZ-250YB 10g/L
IZ-250YS 5mL/L
P-0731 0.5mL/L
F-0529 4mL/L
温度 23~28℃
電流密度 3.0~6.0A/d㎡

商品名 法規情報 荷姿
IZ-250YMS     20kg 液体
IZ-250YB    20kg 液体
IZ-250YS   18kg 液体
IZ-250YR   18kg 液体
IZ-250YNi    20kg 液体

関連法規に関する記号

劇物(毒物及び劇物取締法)  労働安全衛生法  りん含有製品  チッ素含有製品  危険物(消防法)